コロンビア フィンカ・ビジャ・セレステ 浅煎 200g
白ブドウのような香りと柑橘系の上質な酸
後味には蜂蜜のような甘さが口の中に広がります
ピタリートを拠点とする地域商社・チャポレラから、今期紹介してもらった生産者がオスカルです。
農園を手放す人も少なくないなかで、彼はこれまで取り組んできたウイラ北部の農園とは別に、ウイラ南部の地域に新たな農園を取得しました。
その決断と姿勢に、私たちは強く惹かれました。
同時に、これからの産地を担っていく若い生産者と、時間をかけて関係を築いていきたい——
そんな私たちの考えとも自然と重なったことが、取引を始めるきっかけでした。
今回ご紹介するのは、まさにその新しい農園で生まれたコーヒーです。
オスカルとは、今後の植え替えについても継続的に話をしています。
「長く関係を築いていくうえで、どんな品種がいいと思うか」
そう彼から相談を受けたとき、私たちが候補として挙げたのが、チローソとカトゥーラでした。
彼の農園の環境で品質が期待できること、そして品種としてのポテンシャルを特に強く感じているからです。
次に彼の農園を訪れたとき、すでに1万本ものチローソの苗が育てられていました。
私たちとの対話を受け止め、迷いなく次の一手を進めていたことが、強く印象に残っています。
オスカルの農園では、基本的に同一のプロセスで精製が行われています。
チェリーの状態で24時間のプリファーメンテーション(自然発酵)を行い、その後、セメント製の発酵槽で水とともに24時間発酵。
ミューシレージを洗い流したあと、ドライの状態でさらに24時間発酵させ、乾燥へと進みます。
チローソは、コロンビア・アンティオキア県ウラオ地域発祥とされる品種です。
長らくカトゥーラとの交配種ではないかと考えられ、「カトゥーラ・チローソ」と呼ばれることもありましたが、近年の研究ではエチオピア系の品種であることが分かってきました。
密集してチェリーが実るため生産効率が高く、錆病耐性や環境適応力にも優れているといわれています。
それに加えて、「チローソ・フレーバー」とも呼ばれるユニークな個性と、華やかな風味を併せ持つ品種です。
これまで「おいしさ」と「生産性」はトレードオフだと言われてきました。
その常識を覆す可能性を秘めたこの品種に、私たちは強い関心を寄せています。
コーヒー産業において、次世代の担い手不足は深刻な社会課題のひとつです。
オスカルは、こんな話をしてくれました。
「僕の周りには、同世代の生産者がほとんどいない。
子どもの頃は、コーヒー農家にならないように勉強しなさい、と言われてきた。」
一方で、彼はこうも語ります。
「スペシャルティコーヒーが広まり、状況は少しずつ変わってきた。
コーヒー農家の社会的地位が上がり、高い品質が求められるようになったことで、農業学や化学、工学など、大学で学んだ知識がコーヒー産業の中で生かされるようになった。
その結果、学びを得た若い世代が、またコーヒーの世界に戻ってきている。」
私たちが扱うロットの多くは、ゲイシャ、ピンクブルボン、チローソといった、いわゆるエキゾティックバラエティと呼ばれる高価格帯のコーヒーです。
こうしたコーヒーが存在することで、生産者が誇りとやりがいを持ち、生活の基盤となる収益を得られる。
私たちは、その事実を産地で何度も目の当たりにしてきました。
その背景にある価値を、日本のロースターや飲み手に伝え、広げていくこと。
それこそが、私たちがエキゾティックバラエティを多く扱う理由であり、大きな意義だと考えています。
農園:フィンカ・ビジャ・セレステ
地域:La Laguna,Pitalito,Huila
標高:1,850m
品種:Chiroso
精製法:washed
※この商品は、最短で3月7日(土)にお届けします(お届け先によって、最短到着日に数日追加される場合があります)。
※こちらの価格には消費税が含まれています。
※別途送料がかかります。送料を確認する
送料・配送方法について
この商品の送料は、配送方法によって異なります。 配送方法は、ご購入時に選択することができます。
¥6,000以上のご注文で国内送料が無料になります。
※¥6,000以上のご注文で国内送料が無料になります。